特 徴

膝・スポーツグループは、肩グループ・足グループのメンバーと一緒に診療を行っています。当グループでは、膝関節疾患全般と膝関節のスポーツ傷害に対する治療を担当しております。膝関節疾患の治療では変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術や膝周囲骨切り術を多く行っております。手術方法は様々な方法が存在しますが、最も適した手術を選択することでより良い治療を提供できるよう心がけております。また膝関節のスポーツ傷害の治療では前十字靱帯損傷や半月板損傷などに対する手術を多く行っております。ほぼ全ての手術で関節鏡を用いた低侵襲手術を施行しており、早期スポーツ復帰を目指しております。

主な疾患・治療法について

膝・スポーツグループでは、変形性膝関節症などの変性疾患、また前十字靱帯損傷、半月板損傷などのスポーツ傷害に対する手術療法を中心に診療を行っております。

変形性膝関節症は加齢・環境・過去の外傷などが原因で関節の軟骨がすり減り、関節が変形してくる疾患です。手術療法として人工膝関節置換術と膝周囲骨切り術があります。人工膝関節置換術ではすり減った関節の軟骨や骨を人工の関節で置き換えます。手術成績は良好で国内で年間10万件近く行われており、当グループでも人工膝関節置換術は非常に多く施行されております。一方、膝周囲骨切り術は膝関節を温存する手術であり、脛骨や大腿骨を骨切りすることで、O脚やX脚の矯正を行います。人工膝関節置換術を行うにはまだ若年である60歳未満の方、60歳以上でも膝関節に負担のかかる重労働をしている方やスポーツを継続したい方が良い適応です。人工膝関節置換術や膝周囲骨切り術にはいくつかの手術方法が存在しますが、年齢、膝関節の状態、生活環境、仕事、趣味なども考慮して手術方法を選択して治療を行っています。

前十字靱帯損傷は膝の中の重要な靭帯である前十字靭帯が損傷を受けて生じるスポーツ傷害の1つです。スポーツ傷害の中でも手術が必要になることが多い疾患の1つであり、当グループでも前十字靱帯損傷に対する手術を積極的に行っています。手術は関節鏡を用いて前十字靭帯の再建術を行います。靭帯再建には骨付き膝蓋腱や半腱様筋腱、薄筋腱などの膝屈筋腱が用いられますが、当科では骨付き膝蓋腱を用いた『解剖学的長方形骨孔前十字靱帯再建術』をメインに行っており、良好な治療成績が得られています。
半月板損傷は膝のクッションとして重要な役割をしている半月板の損傷です。スポーツで損傷することが多く、前十字靱帯損傷の際に同時に損傷することも多いです。その他にも生まれつきの半月板の形態異常(円板状半月)が原因で自然に損傷することもありますし、加齢とともに半月板が損傷することもあります(半月板変性)。損傷した半月板が関節の中で引っかかってしまうロッキングが生じた時や、症状が継続する時などには手術を行います。手術ではできるかぎり半月板を温存するため、関節鏡を用いた半月板縫合術を積極的に行っています。

人工膝関節置換術

膝周囲骨切り術

所属医師

外来案内

膝・スポーツ専門外来
(内丸メディカルセンター)
木曜日(田島吾郎、丸山盛貴)
手術治療(岩手医科大学附属病院) 火曜日、金曜日